損失を出さないための対策
企業では顧問弁護士に様々なトラブルを相談する場合があります。取引先とのトラブルも絶対に起こらないとは言い切れません。近年、移転価格税制という言葉を多く聞くようになりました。これは海外に取引先を移転させ、その海外の会社に所得を移転させるという税制です。取引をしている間で一方的に通常とは異なる価格設定が行われてしまうと、損益にも大きな差が生まれてしまいます。これを防止するために設定されたのが移転価格税制です。特に注意が必要となるのが、ベンチャー企業です。ベンチャー企業で海外に拠点を移したいと考えている場合には注意が必要です。
相談をする場合
移転価格税制に関する知識を持たない人はまだまだ多いです。企業で経理に関わる仕事をしている人であっても、詳細を知らないということはあるでしょう。弁護士の中でも税制に関する知識がない人はたくさんいます。経験をしたことがないトラブルを担当すると、知識が素人以下ということもあるので、顧問弁護士の中でも税制に関する知識が豊富な人に相談をするべきでしょう。理解もしていない人と話をすると、お互いによくありません。常に勉強をしているような弁護士もいますが、書類の作成も遅れてしまうような人もいるので、相談相手を間違えないようにしなければいけません。
